久々に「剛腕」という言葉が
しっくりくる投手
平野大地
が準決勝に初登場すると、
準々決勝 木更津総合 準決勝 市立船橋
と強豪を次々と倒して
初の秋千葉県王者に輝いた。
センバツ出場の材料となる
秋の関東大会出場権がかかった
準決勝 市立船橋戦は、THE 平野デー。
150キロを超える速球を中心に
8回まで4-1とリード。
味方失策などで同点に追いつかれるも
延長11回、173球を一人で投げ抜き、
8奪三振、4失点の熱投を見せた。
自責点は、2回に失った1点のみ。
途中脱水症状で足がつり
何度もベンチに下がったが
最後まで投げぬいた。
まさに、剛腕という言葉がしっくりくる
久々の投手。
関東大会でも活躍を期待している。
(千葉県大会 準決勝詳細はこちら)
専修大学松戸高校は、2020秋の大会
千葉県第3代表として、関東大会出場。
そのままセンバツ出場権を獲得し
夏も決勝で木更津総合を破って
春夏連続出場を勝ち取った。
それ以来の秋関東大会出場となる。
専修大学松戸高校
2007年からチームを率いる
持丸監督は、数多くのNPB選手を排出している。
日本ハムファイタイーズ 上沢
千葉ロッテ 美馬 横山
ソフトバンク 高橋
横浜DeNA 深沢
改めて名前を並べると、その顔ぶれにも驚くが、
本格派からアンダースロー投手まで、
様々なタイプの投手をプロ野球に排出。
投手それぞれの特徴を掴み、
長所を伸ばすのに長けていることが
実績からもよく分かる。
今年の投手陣。
平野大地に加え、
右サイドスローの青野流果
更に右の本格派数井、梅澤に加え
ファーストも守る左腕 渡辺が控える。
千葉県大会では、持丸監督らしい
実に7人もの投手がベンチ入りしていた。
一方打撃陣は、1年生ショート中山凱が中心。
4番には、捕手吉田がすわる。
部員構成は、強豪私立の中では
比較的中学野球出身者が
多く在籍していることも特徴だ。
中学野球というと、
専大松戸には江戸川区立上一色中学
出身者が多い。
上一色中学は、小学校NPBジュニア選手権
出場者も多数進学する中学野球名門校。
昨年プロ入りした「深沢」や
現在エースナンバー1をつける
「青野」なども同校出身だ。
専大松戸の愛称でしられる同校は
千葉県松戸市にある進学校。
系列の専修大学に進学するほかに
国立大学や早稲田・慶応といった
有名私立大学区にも卒業生が
多く進学している。
野球部グランドは、学校から少し離れた場所に
専用グランドを持つ。
野球部は、80年代から
千葉県大会シードには
常時名を連ねるも
頂点までには手が届かない
そんな状態が続いた。
常総学院から持丸監督を招聘して
8年目の2015年
後に千葉ロッテ入りを果たす
原嵩がエースの年
初めて甲子園への切符をつかみ取った。
松戸市からも初の甲子園ということで
大変盛り上がりを見せた。
その後は、2021年春夏連続で
甲子園出場をしている。
4度目の甲子園は来春かもしれない。
もうすぐ始まる関東大会は
ベスト4入りでセンバツ内定。
打撃陣がどれだけ打てるか。
そして、平野が登板しない
試合をどえれだけ作れるか。
この辺がカギになる。
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