2季連続4強入りは、本物か？！
グレー地に「SHODAI」の６字。
長きに渡って伝統のユニホームに変更はない。
慶応モデルのその姿は、
４０数年前の聖地でも同じであった。
千葉商科大学付属高校
甲子園出場 春一回。
あれから、すでに４０年近くのときが経った。
１９８２年センバツに
春夏通じて初出場。
好投手 平沼定晴を擁して
前年秋の県大会を駆け上がり
見事センバツへの切符を勝ち取った。
この平沼投手。
高校卒業後、NPBに進み
興味深いの野球人生を送る。
あの清原和博選手に死球をあたえ
バットを投げつけられた挙げ句
ジャンピングキックを浴びた
あの投手が、平沼投手だ。
前提として、平沼投手は、間違いなく
逸材であったことをはじめに記載する。
甲子園出場は、彼なしでは果たせなかった
といっても過言ではない。
千葉商大付属高校は、
１９８１年 秋の県大会で 準優勝。
県大会優勝の東海大浦安とともに
秋の関東大会へ出場。
ここでも、優勝した上尾（さいたま）に
準決勝で ０−１と惜敗する。
当時関東のセンバツ出場枠は３。
優勝校 上尾と準優勝校 横浜商（神奈川）が
まず当確。
のこり一枠は、県大会で破れた
東海大浦安か千葉商大付属か・・・
普通考えれば、県大会で勝利した東海大浦安に
分がありそうであるが、
新チーム結成以来、２０３イニング ２２２奪三振という
平沼投手の成績が決め手になった。
※参考資料
晴れて、千葉商大付属が甲子園初出場を決めた。
調べてみると、今は古い映像も残っているんですね
素晴らしい、「外のまっすぐ」を見ることができます。
話は少し脱線するが・・
この後、平沼投手は中日ドラゴンズから
ドラフト指名を受けて入団。
中継ぎなどで、活躍し始めた矢先
大きなあの事件に巻き込まれる。
ロッテ落合選手の中日入団時に行われた
大型トレードの対象選手となったのだ。
歴史上 このような大型？不均等？な
トレードをわたしは知らない。
ロッテ 落合選手１名に対し
中日 牛島 上川 桑田 そして平沼４名が
引き換えになった。
当時、三冠王二回獲得の落合選手の凄さ。
中日 星野新監督（故人）の執念。
が生み出した人間模様であった。
こうして、ロッテオリオンズに入団した
平沼投手は、球団の本拠地千葉移転後
千葉ロッテマリーンズの投手として
西武ライオンズ 清原選手との
一戦を迎えることとなる。
平沼投手は、地元習志野市の
第三中学（習志野３中）出身。
２学年上に、現習志野高校監督
小林徹氏が在籍していたそうだ。
しかし、すごい中学。
かくして、千葉商科大学付属高校は、
千葉県内の強豪校に名を連ねることとなる。
その後は、2023年夏！１９９０年以来の
県大会ベスト４進出。
それまでは、
１９９９ ２０１５ ２０１８
準々決勝の壁を破ることができなかった
長きに渡って、学校の顔として
指揮をとった 染谷希一監督
名門 駒沢大学大学野球部出身の染谷氏は
（途中一度監督を退いた時期があるようだが）
約３０年に渡って、チームを率い
２０１９年勇退。
在籍中は、駒沢大学野球部の後輩、
オリックスの監督も努めた「石毛宏典」氏が
チームを手伝ったことも記憶に新しい。
現在は、染谷監督の元、コーチを努めてきた
吉原拓氏が新監督として就任している。
千葉商大付属高校は、開校７５周年
校舎の新設も進んでいるようだ。
学校からほど近い
専用グランドで、今日も練習が行われている。
近年の野球部の成績は、
選手権大会
2021年は、安房に初戦敗退。
2022年は、２回戦で千葉商に・・
2022新チームは、佐倉シニア出身の主力
浦部 船越 柴田 らの活躍で一次予選を突破！
波に乗るかと思われた
千葉県大会１回戦で
千葉日大一に足元をすくわれる
リードを許して迎えた８回！
一挙４点を挙げて７－５と
逆転したものの
その裏、守備の乱れから３点を献上し
大逆転を許し敗戦。
６エラーを記録しては、なかなか勝利の女神は
微笑んでくれない。
先発左腕 紺谷
背番号５の渡辺ー大坪ー渡辺
とつないだ投手リレー。
主将の平山も途中出場
エースナンバーを付けた山本を
使わずしての敗戦は、
万全ではなかったチーム事情が
見え隠れしていた。
しかしながら、
スタンドとベンチが一体となる
”声だし”や
試合を想定したボール回し、
限られた時間を有効に使用する
”シートノック”などは、大変興味深いものだった。
ノック最後には、
一・三塁ライン際のボールの転がり方まで
チェックをいれる。
準備はできている。
あとは・・・
新生 吉原 ”商大付”がいよいよ
その力を発揮したのが
2023選手権千葉大会だ！
春に敗れた千葉日大一（Bシード）を
撃破すると、その後市立柏との延長12回
タイブレークしかも12回は5点ビハインドを
ひっくり返して、勝利！
勢いそのままに、木更津総合も破って
４強入りを果たした。
その後の2023秋新チーム。
昨夏から主力は入れ替わり
予選で千葉黎明に惜敗し
敗者復活に回るもその後は
自慢の強打線を武器に
再び４強入りを果たした！
準決勝で専大松戸に敗れるも
準々決勝では、1イニング３ホーマー
計18得点でコールド勝ち。
今和泉＃３の投打にわたる活躍が光った
再び戦国千葉の頂点に立つ日も
そう遠くないかもしれない。
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