東海大学付属浦安高等学校
古豪いよいよ復活か!?
2023秋季大会
東海大浦安がベスト8進出した!
予選を危なげなく勝ち上がり
県大会2回戦で
拓大紅陵を3-1で撃破!
勢いそのままに
3回戦の東京学館との打ち合いも
9-7(雨天継続試合)でものにした
準々決勝では、千葉商大付属に11-18と
競り負けたが、打線は本物のようだ。
甲子園準優勝時の印象がつい良いが
もともと伝統的に打力のチーム。
一冬超えて、良い投手が現れれば
一気に千葉大会の主役に躍り出る可能性もある。
投手力の整備が課題。
東海大浦安高校は、
昭和30年に開校。50年に現在の校舎に移転。
翌51年に野球場が完成し野球部の本格的活動が始まる。
開校時の校名は、「東海大学付属高校」ということで
現在、全国に14校ある付属高校の筆頭に位置する。
付属高校は、東海大学直系(学校法人東海大学運営)が11校。
別法人運営が
「東海大学付属甲府」
「東海大学菅生」
「東海大学山形」 の3校。
それぞれ、校名も”付属”がついたり付かなかったりそれぞれだ。
ちなみに日大系列も”日大”が先にくるか、あとに来るかで
付属、準付属など区別があるのは、有名な話ですね。
日大山形 日大一高 日大桜ヶ丘
長崎日大 土浦日大 大垣日大・・・
東海大の付属高校は、
1999年、
東海大一高と工業の合併(翔洋)を契機に
地名の入っていなかった
「二高」 「望洋」などに
すべて地名をいれたことも
印象的な現象であった。
望洋→市原望洋
翔洋→静岡翔洋
五高→東海大諏訪
二高→東海大熊本星翔
といった具合。
話は戻って、東海大の付属高校は、
軒並み野球強豪校。
大学野球部も多くの
プロ野球先取を排出している。
近年は、寮での不祥事発生など
その名を汚す行為が
起こったことは、
大変残念なニュースであった。
さて、東海大浦安の甲子園は、
昭和57年夏の選手権大会に
初出場したことから始まる。
当時の千葉県勢は、
「習志野」「銚子商」「千葉商」など
公立主体の勢力図。
ここに一石を投じたのが
東海大浦安といって良いだろう。
当時の柴田監督の優勝コメントが、
これを物語っている。
初出場甲子園では、
初戦で「津久見(大分)」に0−10で敗れている。
その後は、昭和60年選抜に出場。
後に読売ジャイアンツ入りを果たすスラッガー
佐久間浩一を中心に強打で勝ち上がった。
甲子園では、一回戦で「伊野商(高知)」と対戦し
1−5で初戦敗退。
そう、渡辺智男投手が彗星のように現れ
KKコンビのPLを破って優勝した大会だ。
東の佐久間 西の清原と
前評判は高かったが
またも悔しい初戦敗退となった。
そして、平成に入った2000年
3回目の甲子園出場を果たす。
この大会の主役は、背番号4のエース
浜名翔投手であろう。
予選で不調のエースをリリーフすると、
右サイドスローからのシュートが
右打者の胸元をえぐり、
左打者の外にシンカーのように沈み
面白いように凡打の山を築いた。
準決勝 「八千代松陰」を完封。
決勝 「木更津中央(現 木更津総合)」も
1失点で抑えての優勝。
甲子園でも背番号4のまま
マウンドに上がり続け、
あれよあれよと言う間に
決勝戦まで上り詰めた。
その間倒した学校は、
全国の名門ばかり
「延岡学園(宮崎)」「日大豊山(東京)」
「横浜(神奈川)」「育英(兵庫)」
決勝では強打の「智弁和歌山」に敗れ、
昭和49年の「習志野」以来の
全国優勝は果たせなかったが
大変見ごたえのある、
そして印象に残る大会であった。
当時、監督は森下倫明氏。
82年夏初出場時の一塁手。
OB監督である。
その後20数年の長きに渡って指揮を取られた。
現在は、「東海大福岡」を経て
「東海大静岡翔洋」に赴任された。
最後の甲子園出場から20数年、
甲子園とは無縁になった東海大浦安。
2016年 2017年と3回戦敗退。
森下監督が甲子園に出場した1982年に生まれた
2000年甲子園準優勝の浜名世代。
更にその18年後、「18年周期」の話題もむなしく
2018年100回記念大会では、
公立の「津田沼」高に一回戦で敗れている。
https://www.chibanippo.co.jp/news/sports/516872
2019年東海大学から、瀬戸監督を迎え
現在チームの再建を図っている。
2022年夏の選手権千葉大会は、
瀬戸体制4回目の夏・・・
初めて一年生から指導してきた世代で
大会を迎えた。
秋こそ2回戦で、翌夏千葉大会を制する
市立船橋に惜敗するも
春大会は、
成田 市原中央を破って、ベスト16進出。
数年ぶりの夏シード権を獲得。
投手陣は金 中島の両左腕に
右下手投げの川口
右の本格派 栗原と
バラエティ豊富。
エースナンバーを背負う金は
最速142キロを記録する本格派。
攻撃面では、
鰺坂 岡 谷田のクリーンナップが
破壊力抜群。
夏は、この戦力をもって
Aシード木更津総合をあと一歩まで
苦しめた。
2022秋新チームは、
一次予選で、市立松戸にまさかの敗戦!
その後の敗者復活戦で
日体大柏を破って
県大会出場。
二回戦で志学館に4-3で敗れた。
打線は、昨年も4番を打った
谷田虎太朗 主将(市川シニア)がけん引。
投手陣の整備が、課題と思われる。
学校自体の人気も上昇し
部員も100人所帯。
付属中学校の軟式チームは全国の常連である。
ポテンシャルは、十分。
浦安市からの久々の甲子園出場を
願うばかり・・・
TOKAIマーチが聞こえてくる
プロに進んだOBには、高野光氏(故人)
他、山田憲(日本ハム)西野真弘(国際武道大ーオリックス)
などがいる。
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