木更津総合 対 東京学館・・
決勝戦は、壮絶なパンチの繰り出し合いとなった。
両校のオールドファンには、違った意味にも聞こえる人もいるだろう
学館酒々井 対 木更津中央
といったほうがピント来る人が多いだろうか。
一昔前、両校は生粋の男子校。
目立ったお兄さんたちの通うある意味「有名校」だった
時代は変わった。
高校野球の県大会の優勝を両校が争った。
それも前出のふざけた古い学校のイメージなどまったくない、
正々堂々!互角の勝負であった。
5回終わって2−2のがっぷり四つ。
特に東京学館は、素晴らしい試合をした。
下馬評とここ数年の実績では、断然格上の夏の王者を相手に
決して怯むことなく真正面からぶつかった。
私は、学生が一番伸びる要因は、「自信」だと思っている。
まさに東京学館ナインは、ここまでの戦いの中で、
成長の一番の原動力「自信」をつけたのだと思う。
その証拠に目立った四死球・失策もなく前半戦を切り抜けた。
東京学館には投打のヒーローがいた。
魔球といっても過言でないツーシーム使いの投手「根本匠」
そして、打のヒーローは、なんといってもトップバッターの「粟飯原龍之介」だ。
根本と粟飯原・・二人とも成田シニアの出身。翌日の千葉日報によると、
中学時代、粟飯原は、9番セカンド 根本は、控えの投手だったそうだ。
この日も逆転を許し、エース島田を投入してきた木更津総合に対し、
7回 目が冷めるあたりの逆転2ランを放った。
ここまで、シブトく戦う木更津総合に最後のパンチを食らわせた。
その裏、木更津総合は、ランナを出すもダブルプレーで零封に終わる。
これで試合が決まるかと思われた
しかし木更津総合は、やっぱり強かった。
8回に追いつき、9回に多いのサヨナラ打で優勝旗ももぎ取った。
そう。正に「もぎとった」という表現にふさわしい勝ち方であった。
壮絶な決勝戦は、底力・選手層・気迫で木更津総合の勝利で終わった。
関東大会への期待が高まる今回の千葉大会。
関東大会は、6年に一度の地元開催。優勝校は、一回の勝利で
センバツが確定するはずだ。
木更津総合 東京学館 専修大松戸 千葉代表3校には、ぜひセンバツ出場を!
一球速報.comさんには、スコアブックも掲載されてます。(とっても便利!)
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