市船橋を優勝に導いた「雨天順延」

高校野球

2006年7月26日(火)

6年前、第98回選手権大会千葉大会
決勝戦が行われた日。

この日、市立船橋は
現楽天 早川投手率いる木更津総合の前に
2−3と惜敗。

木更津総合が甲子園 プロ注目早川完投ショー/千葉 - 高校野球 : 日刊スポーツ
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9年越しの甲子園の道が閉ざされた。

この日、今や知らない人も少なくなった
市船神応援曲「市船ソウル」の作曲者
浅野大義も大病をおして、
決勝戦のスタンドで神曲の演奏をしていた。

彼は、その後自分が生み出した曲を
スタンドで演奏することはなかった。

翌年2017年
20年という普通のひとから見れば
「短い」人生に幕を閉じた。

今年
2022年7月26日(火)

第104回選手権大会千葉大会が
行われる予定だった。

対戦カードは、奇しくも6年前と同じ
春夏連続甲子園を狙う

木更津総合。

しかし雨天順延となった。

26日は、坂本の先発を発表していた市立船橋。

いち日空いて、翌日のスコアボートには、
森本哲星の名が先発投手として発表された。

そのまま、坂本がスライド登板していたら・・・

タラレバを言い出したらきりがない。

NHKの中継では、坂本のトラブルについて
言及もしていたが、真相はわからない。

ただ、私には前日の雨天順延が偶然とは思えないのだ。

「今日じゃない。今日はだめだ。一日休め!」

そう6年前に決勝敗退をスタンドで見届けた、
すでにこの世にいない先輩がこの雨天順延をプレゼントしてくれた。

この話を聞いたとき鳥肌とともに即座にそう思えた。

市立船橋ナインは、翌日快勝で
15年ぶりの甲子園を手中におさめた。

しかも今年は、この浅野大義を主人公とした映画

20歳のソウル

が公開された年。

偶然とは、言い難いドラマが次々と現実となっている。

これだけではない。

今年2022年の市立船橋 野球部主将は、宮栄太郎

6年前の主将は、実兄 宮慎太郎
立教大学でも主将を務め、現在、日立製作所でプレーを続けている。

小学6年生だった栄太郎は、やはり
兄の敗戦を7月26日(火)のスタンドで見届けていた。

映画の公開と現実の野球部。
大会前にももちろん話題に登ったが
現実はそううまく行かない。

私もそう思っていた。
しかし、市立船橋は優勝した。

もちろん、ドラマだけが生み出した結果ではない。

就任2年目前回甲子園を知るOB監督海上監督

伏島・山﨑・林らOB元プロコーチ陣の結束。

双子の森本兄弟の活躍

昨年から主力のドラフト候補捕手 片野

勝負師 谷藤の打撃。

スーパー一年生 大野の台頭。

強化体制の上に役者は揃っていた。

開会式の今日、こんなことを考えながら
市立船橋の甲子園での活躍を願う。

初戦の興南(沖縄)戦をものにすれば
県勢待望の3回目 全国制覇も夢ではないと思う。

なんといっても実力に加え、
言葉では説明できない

「ドラマ」と「市船ソウル」が

ナインの背中を押しているのだから・・

私も市立船橋初戦前に
映画鑑賞をと考えている。

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